本庁舎の建て替えで熊本市は24日、基本計画策定と基本・実施設計等業務委託の公募型プロポーザルを公告した。参加形態は単体または3社以内の設計共同企業体。参加表明書等を11月19日まで、提案書等を2025年1月8日まで受け付け、1月中旬のヒアリング・審査結果通知を経て2月28日までに契約締結する。提案上限額(税込)は18億1691万1000円。
参加できるのは、一級建築士事務所の登録を行っている市の有資格業者名簿登録者。官公庁施設の基本計画策定業務と、延床面積2万平方b以上の庁舎の基本設計・実施設計業務の実績を求めている。
ヒアリングでは、市職員(副市長、政策局庁舎整備部長)と建築設計・まちづくり、都市景観、交通施策、都市防災、建築設計の外部有識者5氏で組織する選定委員会が審査する。
プロポの評価点は、企業の経験と能力25点、配置予定技術者の経験と能力45点、技術提案110点、見積金額10点の計190点。技術提案では、「市が目指すべき新庁舎の在り方と実現するための手法等」「災害対応」「市民が利用しやすく質の高い行政サービスの提供」「まちの賑わいに貢献しまちづくりの核となる庁舎」「コストマネジメントの考え方」の五つのテーマにわけて配点する。
履行期間は28年3月15日までで、25年度に基本計画策定と交通解析等、26年度に基本設計、27年度に実施設計、25〜27年度に既存庁舎解体設計を進める。
建設予定地は、本庁舎(行政機能、議会機能)が中央区桜町3ノ1のNTT桜町跡地9987平方b、中央区役所が中央区花畑町3ノ1の花畑町別館跡地2749平方b。
基本構想によると、必要延床面積は、本庁舎4万5700平方b(現庁舎地下駐車場相当1000平方b含む)、議会6500平方b、区役所7800平方b、駐車場1万300平方bの計7万300平方b。概算事業費は、建設360億円、駐車場整備61億円、現庁舎解体90億円など。
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