対象は3棟18戸、工事費は概算2.7億
伊那市は、市営住宅「若宮団地3棟18戸」のリフォームを2025年度第1四半期に発注する予定だ。工事費は概算で税込2億7000万円を見込んでいる。
工事は、耐震補強に加え、構造躯体のみを残して、浴室・トイレなどの設備改修や、屋根の断熱材およびサッシを撤去し新設、外壁塗装―などを実施する。内装は、天井や床を撤去しリニューアルする。工期は25年7月から26年2月までを予定する。改修期間中は、現入居者は空室へ転居するなどし、仮設住宅は設けない。
対象の若宮団地は、23〜28号棟(CB造平屋建て、延べ202.26u)、33〜38号棟(CB造平屋建て、延べ202.26u)、95〜98・308〜309号棟(CB造平屋建て、延べ202.26u)の計3棟。いずれも1968年に建設したもので、旧耐震基準となっている。
実施設計は、クボタ建築設計事務所(伊那市)が10月25日までの履行期間で担当。
同団地のリフォームは、1〜6号棟のリフォームを事後審査型一般競争入札で24年度に発注。池田建設(伊那市)が25年1月31日までの工期で進めている。
25年度発注予定の3棟18戸のリフォームをもって、整備はおおむね終了となる。将来的には、戸数縮減を図るため、老朽化した団地は除却し、更地にして売却する見通し。
所在地=伊那市若宮7316番地4ほか
提供:新建新聞社