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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/10/24

【群馬】前橋市が新前橋駅東口の再開発事業で概要示す

前橋市は新前橋駅東口市有地等活用事業について、事業に関する都市計画案および事業の概要を示した。都市計画案はこれから公聴会などを経て早ければ2025年4月に都市計画決定となることが見込まれる。事業概要としては、住宅棟と付属するタワーパーキング、立体駐車場棟の3棟の新設を予定しており、3施設合わせた延べ床面積は約1万3000uとしている。都市計画決定後、早期に調査・設計へ移り、27年度の着工を目指す。
同事業は、新前橋駅東口の北側にある市営駐車場を中心とした敷地約3400uが対象の再開発事業。当初は、市営駐車場の敷地がメインだったが、南側へ拡張して計画を策定している。事業の実施にあたっては21年度に事業提案者を募集しており、電源群馬(前橋市)を代表、企画社(高崎市)を構成企業とするグループを特定している。
都市計画案は、第一種市街地再開発事業および高度利用地区、都市高速鉄道で変更を予定している。うち再開発事業と高度利用地区の変更は市決定、都市高速鉄道は県決定の事項となる。現在は都市計画案の閲覧を行っている状況で、公聴会や都市計画審議会を経て25年4月以降の計画決定を見込んでいる。
再開発事業は西から住宅棟、タワーパーキング、駐車場の並びで建設を計画。住宅棟は1・2階をテナント用としたRC造14階建て、高さ約44mで建設する。住戸は80戸程度を見込んでいる。タワーパーキングはS造で高さ約43m、駐車台数は46台とする。駐車場棟はS造4階建てとし、屋上も含め160台程度の駐車を想定する。このほか、住宅棟と駐車場棟を結ぶペデストリアンデッキの整備も予定している。詳細はこれから詰めることとなるが、敷地面積約3400uに3棟を合算して建築面積約2200u、延べ床面積1万3000u規模で整備する。
今後、都市計画決定後に調査・設計へ移り、27年度を目途にまとめる。その後、27年度中に解体工事へ着手し、29年度の完成を目指している。