県土整備部河川環境課は15日、越谷市レイクタウンにある「元荒川・大相模調節池」に、ネーミングライツを設定し、愛称の命名権者を公募する、と発表した。県が今年度から開始したネーミングライツ事業の2例目。同日から公募を始めている。
県は、地元の市町村や地域住民などと連携しながら、にぎわいや憩いの場として、河川空間を利活用することを目指している。その一環で取り組んでいるのが、「水辺deベンチャーチャレンジ」。14カ所で企画段階から民間事業者などと連携を強めて、新たな水辺空間の創出に乗り出している。
同調節池は14カ所のうちの一つ。今回、県管理の河川関連施設として初めてネーミングライツを設定した。県全体でも、鴻巣市の県防災学習センターに次ぐ事例となる。
平常時は、水辺を生かしたイベントなどが実施されている。店舗で飲食などができる水上デッキの建設計画もある。
命名権者への応募資格は、県と契約締結を希望する県内外の法人やその他の団体など。
契約期間は5年以上10年以下とし、県側の契約希望額は、年額182万円以上(消費税と地方消費税を除く)としている。募集は11月26日まで。
河川環境課は「水辺をいっそう盛り上げていく趣旨を理解いただける事業者に応募してほしい」と話している。
提供:埼玉建設新聞