大野元裕知事は18日、2025年度予算編成方針を明らかにした。基本方針は@未来を切り拓く、歴史的課題への挑戦A「日本一暮らしやすい埼玉」の着実な実現BDX・TXを前提とした不断の行財政改革の推進――とした。建設業界にとって最大の関心事となる公共事業費の要求枠は、財政課によると、一般財源ベースで24年度当初予算と同水準としている。 公共事業については「投資効果のより高い分野・箇所への重点化を図る」(財政課)ことを打ち出している。特に新設については「人口減少やDXの進展など将来的な社会構造を踏まえた上で、真に必要となる箇所に投資を行う」。
加えて「事業効果の早期発現、実態に合わせた事業の進度調整、事業効果の事後評価を徹底」していく。
知事が発表した基本方針のうち、歴史的課題とは「人口減少・超少子高齢社会の到来」と「激甚化・頻発化する自然災害などへの危機対応」を指す。キーワードとして、ここに「挑戦」することを掲げた。
またDXは知事が就任以来、特に力を入れいている。第2段階として、「デジタルを前提の従来の仕事のやり方を見直すTX(タスク・トランスフォーメーション)を推進」していく。
提供:埼玉建設新聞