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　守山市教育委員会は、市内3中学校の体育館に空調設備を設置する事業を計画。熱中症対策や避難所としての機能確保を図る。近く委託する実施設計を経て、来年度の工事を予定している。概算費用は約2億4500万円。
　計画場所は▽守山南中学校（古高町）▽守山北中学校（荒見町）▽明富中学校（水保町）―。市内3中学校の4体育館（守山南中学校は第1、第2）に空調設備の設置および災害時に避難所として利用するための機能確保を目的とする。
　建築規模は▽守山南中学校＝〔第1体育館〕ＲＣ造2階建、延1307平方�b／〔第2体育館〕ＲＣ造2階建、延1052平方�b▽守山北中学校＝ＲＣ造2階建、延1604平方�b▽明富中学校＝ＲＣ造2階建、延1503平方�b―。空調設備の設置工事およびこれに付帯する工事を行う。
　熱源はガス方式（ＬＰ）および電気方式のコスト、災害時の機能確保等を比較検討の上決定する。ガス方式（ＬＰ）の場合の保管は原則プロパン庫の設置により行う。なお、守山南中学校については敷地近隣に都市ガスが整備されていることから、ＬＰガス方式と電気方式の比較に加え都市ガス方式も含めた比較検討を行う。
　体育館の利用は平常時（授業、部活、学校行事、社会体育）および災害時を想定。非常用発電設備の設置またはＧＨＰ機器からの給電等の検討を行う。災害時に避難所として利用するために▽空調設備の全稼働▽照明設備への給電▽コンセントへの給電―の機能を確保する。
　中学校（守山南、守山北、明富）体育館空調設備設置工事設計業務の委託業者は、11月1日開札の制限付一般競争入札により選定する。履行期間は契約締結日から来年3月14日まで。3中学校の体育館への空調設備設置工事の実施設計や、工事で解体（コア抜き等）を行う部分についてのアスベスト調査を行う。
　市内（市立）中学校は計4校。残る守山中学校（石田町）については、先に委託した体育館の予防修繕工事設計業務により、空調設備も含めた実施設計を込山建築設計事務所（近江八幡市）で進めている。

提供：滋賀産業新聞