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　福井県は、大野市中挟〜中保における一般県道皿谷大野線の道路改良事業について、事業費を３億円増額する。全体事業費は３１億円で、残事業費は２５億４２６５万１０００円。完了予定年度はこれまでと同じく２０２８年度。このほど開催した県公共事業等評価委員会において示された。
　事業費については、社会経済情勢の変化による労務費や材料費等の増で３億円増額する。
　全体事業内容は延長が１０００メートルで、幅員１６・０メートル（車道幅員６・０メートル　２車線）。そのうち橋梁が１橋（約３８・６メートル　設計＝構造設計研究所）。皿谷大野線の中挟交差点と一般国道１５７号（中保地係）を結ぶもの。
　これまでに橋梁工事（右岸橋台工事）に着手済みで、２４年度から電力会社、大野市公園などの物件補償を進めている。２５年度以降は残る用地取得、物件等の補償を進めるとともに、道路改良工事を進める。
　同路線は、市街地中心部への「東部アクセス道路」で、今回の整備により、市街地へのアクセスが強化され交通の円滑化が図られるとともに、奥越地域の観光・産業の発展が期待される。また、有事の際の緊急道路としての機能も担うなど、地域住民の安全・安心の確保が図られる。