習志野市教育委員会は23日、「2024年第10回定例会」を市役所庁舎3階大会議室で開催し、(仮称)新総合教育センター再整備基本構想案をまとめた。現総合教育センターの敷地内にある旧プラネタリウム館を解体し、新総合教育センターの建設地とする方針だ。新施設開設後には現総合教育センターを解体し、跡地に駐車場および屋外地域交流スペースを整備する。今後は、12月に案に対するパブリックコメントを実施し、25年2月の教育委員会会議、3月の臨時庁議を経て基本構想を策定する。
25年度に基本計画を策定し、26年度から27年度にかけて基本・実施設計をまとめる。28年度から29年度まで旧プラネタリウム館の解体と新総合教育センターの建設を進め、30年4月に新総合教育センターを開設する。その後、現総合教育センター解体・外構工事に着手する予定。
総合教育センターの再整備は、施設・設備の著しい老朽化と教育ニーズの多様化への対応を図るもの。
建て替えに当たっては、東習志野・実花地区の東習志野コミュニティセンター、東習志野図書館、実花公民館との多機能化・複合化を図り、財政負担の軽減を図る。
設置機能として、研修・会議室、メディアルーム、教育相談関係諸室、適応指導教室、保管庫、所員・相談員室、集会室、講義室、和室、防音音楽室、調理室、こどもスペース、図書館、エントランスラウンジなどを検討している。
基本方針においては、施設整備に必要な延べ床面積について3200uを目安としていたが、地域住民などからの意見に基づき再検討を行う。
現総合教育センターは東習志野3―4―4に所在。建物はRC造2階建て、延べ床面積2619u、1975年の竣工。敷地内に2016年4月1日に廃止されたプラネタリウム館が残っている。
東習志野コミュニティセンターは東習志野3―1―20に所在。建物はRC造3階建て、延べ床面積1467・42u。1982年の竣工。東習志野図書館が入っている。
実花公民館は東習志野6―7―2に所在。建物はRC造2階建て、延べ床面積581・9u。79年の竣工。新施設の開設後は、歴史資料の専用展示室としての活用などを検討しており、別途、基本構想を策定する予定。