愛媛県は、「八幡浜高校本館新築外工事設計(基本設計共)」を新企画設計(松山市)に委託した。現本館などを解体して跡地に新校舎を建設するため、既設の解体も含めた基本・実施設計を行う。今後は2025年9月末完了をめどに業務を進める考え。
県は県立学校振興計画に基づき、八幡浜高校(普通科と商業科)と八幡浜工業高校(工業科)、川之石高校(総合科の農業と福祉系列)を統合して新たな八幡浜高校を28年度に開校する。新校舎の計画規模は鉄筋コンクリート造5階建て延べ4557平方b程度。老朽化した現本館(同造4階建て延べ3182平方b)の跡地に整備する計画で、これに伴い北側にある第1教棟と2階部分で結ぶ渡り廊下も改築する。新設する渡り廊下の規模は同造2階建て115平方bを見込む。
既設建物については、現本館の他、同造平屋292平方bのプール棟と木造2階建て延べ208平方bの部室棟、木造平屋93平方bの倉庫棟、コンクリートブロック造平屋83平方bの給湯棟もそれぞれ解体する。プール棟と部室棟は先行して解体することにしており、プール棟跡地には本館機能を有した仮設校舎を整備することにしている。仮設校舎については別途設計などを行う。
順調なら25年度末までに既設プール棟などを先行して解体。仮設校舎整備、機能移転後に既設本館棟を解体する。その後は28年4月の開校に向け新校舎などを建設することにしている。
建設地は八幡浜市松柏丙654。
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建通新聞社