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　土庄町は、旧庁舎跡地の利活用について基本構想の策定を進めており、２０２５年度にも基本計画の策定に着手する考えだ。整備手法や運営事業者の検討なども同時に進め、順調ならば26年度には基本・実施設計を開始し、27年度の着工を目指す方針。
　「土庄町中心部のアイランドタウン創生プラン基本構想（案）」の中の対象施設として掲げおり、現在パブリック・コメントを10月31日までの期間で実施している。基本構想策定後、市場調査などを行い、その調査結果などを反映させつつ策定に取り組む。また、早い段階から関係機関や民間事業者、金融機関へも情報提供しながら、ＰＦＩなどの事業手法を検討していく。
　旧庁舎跡地は６５９５平方�b。新庁舎へは21年７月に移転した。土庄海峡に近く、旧建物が残っている。建物の規模は鉄筋コンクリート造３階建て延べ２６４４平方�b。１９７１年に建設。
　利活用については、旧土庄高校跡地内の利活用検討地を含め周辺諸施設の状況なども考慮、24年３月に策定した立地適正化計画に基づく諸施設とも連携させ、一体的に検討していくことにより相乗効果を発揮することが望まれている。関係者の意見交換会、まちづくりワークショップなども開催しており、基本目標を「地域産業の活性化に貢献する拠点づくり」「観光客を呼び込み、地域外からの消費・投資を促す拠点づくり」「住民らが日常的に訪れ、交流できる拠点づくり」と設定している。
　導入機能例としては▽各種団体の事務室▽会議室、研修室▽展示場▽賃貸オフィス▽賃貸マンション▽飲食ブース▽物販ブース▽駐車場▽情報発信コーナー▽レンタルサイクルステーション▽イベントスペース▽飲食・休憩スペース▽トイレ▽災害時支援機能―などが挙がっている。

提供：建通新聞社