富山県警察本部は、警察署再編として新川東・西2エリアで新庁舎建設適地の選定を進めており、年度内の決定を視野に検討を進める。
警察署の再編計画によると、富山市内を除く県東部は、新川東エリアが入善・黒部・魚津の3署、新川西エリアが滑川・上市の2署をそれぞれ1署に統合。2022年11月、エリアごとに4カ所ずつの建設候補地を公表した。新川東エリアは、▽入善町中央公園周辺▽黒部市総合公園周辺▽黒部市国際文化センター周辺▽魚津市総合体育館跡地−、新川西エリアは、▽国道8号上島神社前交差点周辺▽国道8号有金高架橋周辺▽上市町大坪地域工業団地予定地▽北陸自動車道上市スマートIC周辺−とした。
9月に警察署別拡大公聴会を開き、再編の経緯や進め方、新警察署や分庁舎の基本的機能などを説明した。今後は、地域の意見を参考にした上で建設適地を決めていく。
県西部では建設地が決まっており、砺波・南砺・小矢部の3署を統合する砺波エリア(砺波市苗加)は26年度に着工、28年度の完成を予定している。引き続き、高岡・氷見2署統合の高岡エリア(高岡市美幸町2丁目)で建設工事に着手する。