アイコクアルファ(稲沢市祖父江町森上本郷十一4ノ1)は、本社近くに新工場「山崎第3工場」を整備する。現在は建設予定地の造成を進めており、2025年2月中旬から新築に着手する予定。総工費は約40億円を見込む。
新工場の規模は、鉄骨造2階建て延べ約8500平方bを想定。同社が開発する助力装置(ラクラクハンド)の製造拠点として活用する。施設内には製造設備の他、従業員向けの食堂などを整備する予定。また、屋根全面に太陽光パネルを設置する他、省力化への取り組みとして昇降クレーンや組み立て架台などを導入するようだ。
建設地は稲沢市祖父江町山崎下批225。面積約2万5000平方bの敷地内には、工場の他に241台分の平面式駐車場を設ける予定。
完成は26年2月、稼働開始は同年6月を予定。設計と施工は、三菱重工交通・建設エンジニアリング中部建設統括部(名古屋市港区)が担当している。
同社の拠点は現在、本社を含めて全国12カ所にある。ラクラクハンドを製造する一宮工場(一宮市)の老朽化を受け、新工場の整備を決めた。新工場は完成後、一宮工場からラクラクハンドの製造機能を引き継ぐ予定。機能移転後の一宮工場の活用方法について、アイコクアルファは検討中としている。
提供:建通新聞社