市立病院建設事業の進ちょくを説明
松本市病院局は、市立病院建設事業の進ちょく状況を10月18日の市議会市立病院建設特別委員会で報告。新病院建設工事の施工者選定は、2025年10月〜12月に行う見通しを示した。
市によると、発注方式や発注形態は、現時点で「未定」としており今後検討を進めていく。直近にあった大型案件の発注形態を見ると、19年12月に入札した基幹博物館の新築は、建築主体・機械設備・電気設備の3分離による一般競争入札(総合評価方式)で発注。市外に本店を持つ企業と、市内本店の企業で結成した3者による特定JVでの入札参加を求めていた。
25年度当初予算には新病院建設工事費は盛り込まず、実施設計が進んだ段階で、25年7月〜9月ごろに補正予算で建設費を予算化する方針。
新しい市立病院は、基本設計完了時点で、S造5階建て、延べ1万5298.51u(建築面積3999.63u)の規模。工期は約25カ月を見込み、26年1月に着工し28年1月末の完成、同年3月の開院を予定する。建設場所は、波田中央運動広場(波田4417番178)。
現在は、25年8月末の完了に向けて、石本建築事務所・アーキディアック設計共同企業体が実施設計を進めているところ。同設計業務の落札価格は2億0337万円。
提供:新建新聞社