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日刊岩手建設工業新聞社
2024/10/22

【岩手】岩手県建設業協会青年部連絡協議会 交流会で親睦を深める 二戸市内の酒蔵訪問など

 県建設業協会青年部連絡協議会(木下伸一会長)の24年度交流会は18日、二戸市の二戸パークホテルで開かれた。県内各地区の青年部会員や来賓など約130人が出席、交流を深めるとともに、業界の発展に向けて力を合わせていくことを誓った。

 式典のあいさつで木下会長は、「建設業者は、全ての産業の土台となるエッセンシャルワーカーで、有事の際には24時間体制で最前線で活動している。地元建設業にしかできない活動が地域の安全・安心を確保している」と地域建設業の担う役割を強調した。
 一方で、「ここ数年の県内建設業は、発注量の減少、人手不足と相反するような問題、インフラの老朽化、デジタルトランスフォーメーション、働き方改革への対応と、さまざまな変化に直面している」と問題提起。「交流会で情報交換し、問題を少しでも解決でき、同業者として切磋琢磨できれば」と、活動への引き続きの協力も求めた。

 向井田岳県建設業協会長(代読・山本昭人副会長)は、「建設業界を取り巻く厳しい環境について十分に認識し、次代を担う若きリーダーとして自覚と誇りを持って、一層の精進を」と呼び掛け。式典では、各支部で実施した建設業ふれあい事業や道路清掃などのボランティア活動についても紹介した。
 懇親会では、主管した同協議会の宮澤朋嵩二戸支部青年部会長が「交流会の機会を活用して絆をつなげてほしい」とあいさつ。県建設業協会の坂本昌彦二戸支部長は、「建設業界では人材不足など難問が山積みだが、二戸の酒・南部美人を酌み交わしながら、若手経営者にとって、より良い建設業界のための意見交換の場となれば」と期待した。

 一連の催しでは、県北広域振興局の阿部博副局長、藤原淳二戸市長(代読・戸舘弘幸副市長)、小野寺美登一戸町長が祝辞。引き続きの社会基盤整備や災害時の対応などを期待するとともに、業界の発展へ行政としても各種施策を進めていく姿勢を示した。

 式典に先立ち行われた記念研修では、鞄部美人の酒蔵、鰹ャ松製菓のチョコレート工場、店舗の2doorを訪問した。

提供:日刊岩手建設工業新聞