白山石川医療企業団(白山市、卜部健企業長)は、老朽化が進む公立松任石川中央病院(同市倉光3丁目地内)の第7次増改築事業について、税込み229億円(このうち2025〜26年度の債務負担行為228億円)を補正した。21日の議会定例会で可決された。
きょう22日に新棟の建築工事を公告する。新棟関連では今後、機械設備や電気設備、脱炭素化の各工事も予定している。
計画によると、新たな病院施設の建設規模はRC造(免震構造)6階(地下1階)建て延べ2万9210平方メートル。建設場所は現病院北側の職員駐車場部分。公立つるぎ病院の急性期病床を移設し、病床規模は現在の305床から350床とする。基本・実施設計は共同建築設計事務所(東京都新宿区)が担当。
新棟竣工後、既存棟の改修に取り組む。当初計画では、改修の規模はS造(耐震構造)平屋一部2階建て延べ2464平方メートルを想定する。
現敷地内でS造(耐震構造)2階建て延べ6630平方メートル規模の立体駐車場(242台)も整備する。