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建通新聞社
2024/10/22

【大阪】阪高 名神湾岸連絡線検討を大日本ダイヤ

 阪神高速道路会社は、本年度から直轄事業との合併施行方式で名神湾岸連絡線の整備に参画し、2032年3月末の完成を目指して国と共に予備設計を進めている。その一環として「名神湾岸連絡線神戸線及び湾岸線接続に関する整理・検討業務」を委託、簡易公募型競争入札を行い、大日本ダイヤコンサルタント(東京都千代田区)が4697万円で落札した。納期は25年6月20日。
 同業務は、3号神戸線と5号湾岸線との接続箇所の施工方法を検討する。これまでの検討結果(予備設計程度の構造形式)を原案としてまとめ、新たな施工方法を2案程度提案した上で、交通影響を含めた総合的なメリット・デメリットを整理する。
 さらに、渡航部(0・6`)の径間割と構造形式を検討。船舶航行帯や護岸構造物などを避けた上で、民有地に与える影響を少なくすることを前提とし、原案(1主塔斜張橋)との比較検討を行う。
 名神湾岸連絡線は総延長2・7`。3号神戸線の(仮称)西宮ジャンクション・インターチェンジ(兵庫県西宮市今津水波町)と5号湾岸線の(仮称)西宮浜ジャンクション・インターチェンジ(西宮浜2丁目)を接続する。工事予算は約500億円(税込み)を見込む。
 3号神戸線から5号湾岸線に交通転換することで、神戸線の渋滞を緩和し、速達性・定時性を向上させるとともに、名神高速道路と湾岸線を直結し、大阪湾岸道路西伸部と一体的に整備することで物流ネットワークを強化する。また、事故や災害などが発生した際に、阪神東西軸のリダンダンシーを確保するなどの整備効果を見込む。

提供:建通新聞社