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　県農林水産部は、食肉の輸出力強化に向け、新たな食肉センターの整備を計画している。17日には「令和６年度輸出力強化に向けた食肉流通のあり方等調査事業」の企画提案募集を開始した。契約期間は、契約締結日から２０２５年７月31日まで。委託費の上限は１６００万円。業務では、成田国際空港を活用した食肉輸出の可能性の検証と国内の取り組み事例の調査を行った上で、航空輸送のための食肉流通ルートなどを検証し、提案。さらに、実現に必要となる食肉センターの施設水準や整備費用について、設置地点２か所を提案した上で比較検討し、結果と課題を提示する。
　県の畜産業のさらなる発展のためには、国外への販路拡大を図っていく必要があるが、牛肉は輸出対応の食肉センターの整備、豚肉は豚熱の清浄化が必要となる。
　食肉センターについては、県内に、成田市の印旛食肉センター（民設民営）、旭市の千葉県食肉公社（民設民営）、横芝光町の東陽食肉センター（公設公営）、東庄町の東庄町食肉センター（公設民営）、睦沢町の南総食肉センター（民設民営）がある。いずれも老朽化が進行していることから、統合を視野に新施設の検討を行う。また、各国で輸出認定の基準などが異なることを踏まえ、施設水準を整理していく。
　企画提案の応募資格要件は、選考委員会開催までに県の物品等入札参加業者適格者名簿（委託）に登載または登載される見込みであることなど。
　今後は、30日に質問と応募申出書の提出を締め切る。質問への回答はホームページに掲載。11月６日まで応募書類などの提出を受け付け、13日頃にプレゼンテーション・ヒアリングを行う。
　選定した団体と協議が調わない場合は、次点者と協議を行う。