瀬戸内町は15日、古仁屋小学校の校舎等改築基本設計に関する公募型プロポーザルの実施要領を公告した。1級建築士2人以上を有する設計事務所(県内外は不問)で、1000u以上の公共建築物の実績があることが主な要件。契約時に地元設計事務所とのJV構成も求める。委託料の上限は2334万円。応募は11月1日まで。
建設場所は古仁屋805(敷地1万3705u)。現校舎等6棟のうち、築後50〜60年程度が経つ教室棟(3棟)と屋内運動場を敷地東側に集約して建て替える。建物の想定規模は新校舎約2000u、屋内運動場約900u。概算事業費は22億円程度を見込む。
プロポの参加要件は、@1級建築士2人以上を有する設計事務所(県内外不問)A2009〜23年度に公共建築物の新築等で延べ1000u以上の設計実績(設計統括責任者の実績も同様)B意匠設計主任技術者は同期間・条件で延べ500u以上の実績−など。最優秀提案者は契約時に町内の1級建築士事務所とのJV構成を求める。
応募期限は11月1日、技術提案書の提出は12月13日まで。10月28日には希望者を対象にした現地説明会も行う。
審査は1次(書類審査)で5社程度に絞り、2次審査(プレゼンテーション・ヒアリング)を経て、25年1月下旬に最終結果を通知する予定。2次審査に参加した提案者(最優秀提案者は除く)には5万円の報酬を支払う。
問い合わせは、事務取扱機関(県住宅・建築総合センター企画課内 рO99・224・4543)まで。
■概算事業費
新校舎12億 屋体9.4億
新校舎等の建設は、建て替え対象の教室棟3棟(RC造761u、812u、271u)の解体後に着手する方針で、仮設校舎の整備も視野に入れる。築年数が浅い2棟(RC造1661u、948u)は改修して活用する。
概算事業費の内訳は、新校舎12億円、新屋内運動場9億4657万円、仮設校舎(リース)1億円−など。設計や解体、既存改修等の整備費用は別途計上する。
基本設計は24年度中に終え、25年度に実施設計を行う見通し。工事は26〜27年度で予定し、地元業者に配慮した従来型(直接建設方式)の発注で検討を進める。