大阪府が2024年度上半期(4月1日〜9月30日)に発注した工事を対象に、本紙が落札額ランキングをまとめた(随意契約などを含む)。JV受注を除く、企業別の落札額のトップはIHIインフラ建設(大阪市北区)の43億8453万9000円。2位以下は大日本土木(大阪市浪速区)、西松建設(大阪市中央区)、大鉄工業(大阪市淀川区)、三貴(大阪市都島区)、セイホ工業(大阪市西区)が続いた。
IHIインフラ建設は、「一級河川木津川新水門機械設備工事」の1件を落札して1位。続く大日本土木と西松建設もそれぞれ「主要地方道茨木摂津線(茨木箕面丘陵線)橋梁下部工事(その2)(仮称佐保橋梁)」と「安威川流域下水道中央水みらいセンター導水渠築造工事(R6―1)」の1件で2位、3位となった。
工種別で見ると、建築では「大阪府警察住之江1待機宿舎撤去工事」を担当した大鉄工業が13億6000万円でトップ。2位は「大阪府計量検定所改築工事(タクシーメーター装置検査場)」を担当した誠廣(大阪市天王寺区)となり、3位は「大阪府泉南府民センタービル他外部建具その他改修工事」を担当した山本工務店(松原市)だった。
土木では、全体2位の大日本土木が18億9181万9000円でトップ。2位は全体で3位だった西松建設が14億7920万円で続いた。3位には「一級河川神崎川河床掘削工事R6―1(猪名川合流点上流)」など3件を担当したセイホ工業となった。
この他、下水道は金田建設工業(茨木市)が4948万4000円、空調・衛生(管)は斎久工業(大阪市北区)が5億9700万円、電気は三菱電機(大阪市北区)が7億7000万円、舗装はアンザイ工業(大阪市旭区)が1億3455万円でそれぞれ落札総額の1位となった。
JV工事を含む全体の落札額でも、IHIインフラ建設が1位となった。次いで、大鉄・南海辰村JVの「大阪府高槻警察署新築工事」(31億2000万円)、大林・岸本JVの「二級河川住吉川地下調節池築造工事(熊取歴史公園)」(30億9960万円)が続いた。
※ランキング表は建通新聞電子版に掲載中
提供:建通新聞社