富山県農林水産部は、魚津市湯上地内「県営農村地域防災減災事業湯上池地区湯上池堤体改修工事」を、第4四半期に条件付き一般競争入札で発注する。
湯上池は堤長81・9メートル、堤高6・16メートル、水量2万3900立方メートルのため池で、明治期に築造された。受益面積2・4ヘクタール。老朽化により漏水が発生し、堤体の安定性も欠いているため、改修補強を行い、用水源の確保と災害の未然防止を図る。
整備計画によると、表面遮水壁型(遮水シート張工法)により本堤を改修し、トレンチ(床掘)を設ける。法面保護として上流法面で布型枠、下流法面で種子吹付を行う。工期は約11カ月間。別途発注の取水施設では、斜樋をφ200ミリ鋼管、底樋をφ800ミリ耐圧ポリエチレン管とし、φ125ミリ取水孔(ため池栓)、φ250ミリ緊急放流孔を設置する。当初予算に債務負担行為3億9000万円を設定した。
設計は、新和設計が担当。