ブラザー工業は、年内に着工を予定していた新社屋の整備を、延期すると発表した。今後、設計・施工を担当する事業者を含めて計画の見直しを図るという。見直し後の規模や事業費、整備スケジュールは未定とした。
新社屋は当初、規模を鉄筋コンクリート一部鉄骨造8階建て延べ7万1874平方b、高さ46bと想定。総事業費約400億円を投じ、本社機能と研究・開発機能が一体となった施設を整備する予定だった。
ブラザー工業は整備延期の理由について「施設の長期的な利用を想定した際に、課題が出てきたため」と説明。計画の見直し後も、本社機能と研究・開発機能が一体となるコンセプトに変更はないようだ。
建設地は名古屋市瑞穂区河岸1ノ101の、瑞穂工場敷地内。敷地面積は4万1967平方b。
提供:建通新聞社