高知市は、琵琶新橋の耐震補強に向け、2026年度以降の工事着手を目指している。設計は第一コンサルタンツ(高知市)が担当しており、25年2月までの履行期間で内容をまとめる。
同橋は橋長75b、幅員16・8b、2径間連続非合成鈑桁橋。下部は重力式橋台2基、橋脚1基。耐震対策工事は、災害などが発生した際に橋がずれて段差が生じないように、鋼製支承をゴム支承に変更し橋台に免震ダンパーを設置することや橋脚巻き立て工などを想定しており、設計の中で工法を比較検討し詳細を詰めていく考え。工事場所は、一ツ橋2他。
市は、これまでに南海トラフ大地震などの大規模災害の発生直後から緊急輸送道路ネットワーク機能を継続し、救命救急、支援物資の輸送を円滑化するため、重要な緊急輸送道路に架かる橋梁を対象に、落橋対策(耐震性能3相当)を実施。24年度からは、次の段階として、耐震相当2相当を確保するため、耐震対策を進める。
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建通新聞社