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建設新聞社
2024/10/18

【東北・岩手】全農畜産サービスが東日本原種豚場を建て替え

 全農畜産サービス(東京都江東区 種田貴至代表取締役社長)は、雫石町で運営する「東日本原種豚場」の建て替えを計画している。17日には同町御明神公民館で安全祈願祭が行われた。施工はダイヤ(秋田県大仙市)、設計は湧設計(福島市)となる。
 新たな施設は、既存敷地内となる同町上野上和野121の3地内の15万5061・2平方bに建設。施設は畜舎8棟、堆肥処理施設1棟、尿処理施設1棟、事務所などで構成し、全体でS一部W造平屋建て、延べ1万6395・16平方b。販売数量は種豚5600頭、肉用素豚1万1000頭、肉豚3400頭、豚精液23万本を見込む。
 既存施設と同様に尿汚水は浄化槽で処理し、処理水は場内で再利用および蒸散地で蒸発させるほか、フェンスなどで野生動物の侵入防止対策を強化し、最新設備により病原菌の種豚への感染防止を図る方針。
 2024年度から2カ年で整備を進め、26年7月中の完成、同年度中の種豚導入・稼働を目指す。
 式典で種田社長は「現在稼働している1991年に竣工した豚場の後継農場として社運をかけた施設となる。安全でおいしい豚肉の安定供給に貢献していきたい」と語った。

 提供:建設新聞社