県保健医療部は順天堂大学付属病院整備計画の進ちょく状況を整理し、9日に開かれた県議会の福祉保健医療員会に報告した。これまでに副知事とさいたま市副市長との連絡会議を延べ30回(毎月実施)、また大学との定期的な打ち合わせを延べ82回実施してきた。
整備については大学から県に7月31日付で「浦和美園キャンパス整備事業に係る計画の見直しについて」の文書が提出された。実施設計者から大学に対して、物価の高騰などにより総事業費は2186億円に上昇し、開院時期も20カ月延期するとの報告があったことを示す内容。学内の理事会で協議した結果、「法人の財務状況は予断を許さない局面となっており、事業計画の見直しが必要との結論に至った」という。
県は8月26日付で回答文書を送付。速やかに新たな整備計画変更申請書の提出を求めている。
提供:埼玉建設新聞