蕨市は、西公民館・老人センター松原会館などを集約する複合施設整備の設計委託候補者をカトウ建築事務所埼玉事務所(さいたま市、電話048−762−9767)に選定した。錦町5丁目の敷地を充て、最大で3階建て・延べ床面積約1500uの施設を建てる計画。契約締結後は2025年9月ごろ設計をまとめ、25年12月〜27年3月に施工する想定だ。
現在の西公民館・老人センター松原会館が立地する錦町3丁目の敷地は市立病院の移転建て替え予定地となっている。2施設および図書館錦町分館・錦町連絡室などの機能を集約し、複合施設として移転整備する計画。
整備予定地には、旧飯野医院跡地(錦町5−12−14)の約1014uを活用する見通しだ。
施設規模は3階建て程度で、延べ床面積については約1300〜1400u程度、最大でも約1500uとする想定。現況施設の機能を継続しつつ、地域のコミュニティ拠点としての利便性を向上させる。
設計事業者はプロポーザルで選定しており、最優秀提案者をカトウ建築事務所埼玉事務所としている。同者は施設中心部にコミュニティラウンジを設けて利用者の交流を促進するとともに、ラウンジを通路としても活用することで効率的な機能配置・導線を確保する計画を提案している。
提供:埼玉建設新聞