トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設新聞社
2024/10/15

【東北・青森】環境配慮書の縦覧開始/ユーラスエナジーHDの小田野沢V風力発電

 ユーラスエナジーホールディングス(東京都港区虎ノ門4の3の13 諏訪部哲也代表取締役社長)は、青森県東通村などに「小田野沢V風力発電事業(仮称)」を計画し、計画段階環境配慮書の縦覧を開始した。縦覧は、同社HPのほか、むつ市役所、東通村役場で11月11日まで行っている。
 同社では、現在、グループ企業である合同会社ユーラスエナジー小田野沢(東通村)により、東通村小田野沢南通地内にある2004年に運転を開始した「ユーラス小田野沢ウインドファーム」の更新(4300`h級×3基)と、拡張整備の「小田野沢Uウインドファーム(仮称)」(4300`h級×7基)を計画。両計画とも27年3月の運転開始を目指し、今年9月から整備を進めている(設計・資材調達・建設を担うEPCは関電工が担当)。今回の計画は、さらなる拡張整備を図るため立案したもの。
 事業想定区域は、東通村南部の小田野沢南通地区と、むつ市西部にかかる約1591fで、ここに単機出力4000〜6000`h程度の風力発電機を30基程度設置し、総出力は16万`h程度の風力発電所を整備する。風力発電機は、ブレード数が3枚、ローター直径が約130〜160b、ハブ高さ約85〜125b、高さ約150〜200bを見込んでおり、大型部品(風力発電機)は、近隣のむつ小川原港より輸送する予定。
 工事の工程は造成・基礎工事等(機材搬入路およびアクセス道路整備、ヤード造成、基礎工事等)、電気・計装工事(送電線工事、所内配電線工事、変電所工事、建屋・電気工事、計装工事)、据付工事(輸送を含む風力発電機据付工事)で、建設工事期間は30年4月〜32年11月、試運転期間は32年12月〜33年3月、営業運転開始は33年4月からを見込んでいる。
 なお、環境影響評価は、いであが担当した。

 提供:建設新聞社