横浜市総務局は、市立大学2病院と医学部などの再整備に向けたサウンディング型市場調査(対話)を実施する。PFI手法の導入を視野に入れ、事業スキームなどについて民間事業者の意見を募る。再整備に関心のある法人・グループから11月8日まで参加申し込みを受け付け、11月5〜29日の間で対話の日程を設定する。結果を反映して2024年度内に基本計画案をまとめる予定。
市大付属市民総合医療センターの敷地内(浦舟地区、南区浦舟町4ノ57)に付属病院(福浦キャンパス、金沢区福浦3ノ9)の機能を移転・集約した新病院を建てるとともに、福浦キャンパスにある医学部や研究施設を米軍・根岸住宅地区(中区・南区・磯子区)に整備する。
対話では、▽事業スキーム▽事業規模▽事業手法▽事業への関心度―などについて意見・提案を募る。24年度内をめどに結果をホームページで公表する予定。
病床数は、既存の市民総合医療センターが736床、付属病院が674床。20年度に策定した再整備構想によると、2病院を合わせた新病院は1000床程度の規模に見直す。25年度に基本計画を策定してから全面開院・開校に至るまで15年程度かかる見通しだ。
基本計画案の策定支援業務をシステム環境研究所東京事務所(東京都中央区)が手掛けている。
提供:建通新聞社