建設業の魅力発信を目的にした「けんせつみらいフェスタ2024」が12日、希望が丘文化公園スポーツゾーン特設会場(野洲市北桜)で開催され、当日の来場者は昨年の来場者4100名を大きく上回り過去最高となる約5000人を記録。将来の建設産業の担い手となりうる子どもたちにその魅力を伝えた。
当日は、多くの家族連れが参加する中、主催者を代表して公益社団法人・滋賀県建設産業団体連合会の奥田克実会長が「好天に恵まれ第10回目の開催を迎えることができ、実行委員会はじめご協力頂いた皆様に感謝したい。滋賀県との共同事業として建設産業の大きな魅力を若い世代に向け発信し、現在および将来の建設業における担い手確保促進を目的に平成27年より始まったこのフェスタもお陰様で記念すべき10周年記念大会を迎えた。建設産業に興味を持ち楽しんで頂けるよう毎年工夫を重ねた結果年々来場者数を伸ばし、滋賀県の季節の恒例イベントとして定着し例年楽しみにして頂けるようになり感謝します」と述べた後「今年は10周年記念特別企画として好きな重機に投票できる『推し重機総選挙』をはじめ子供・大人に建設の魅力を知ってもらえるよう盛り沢山の企画を準備しており、多数のご来場者で賑わうことを楽しみにしている」とのあいさつで開会。また来賓の岸本織江滋賀県副知事が「記念すべき10周年大会を迎え、子どもたちに建設産業の奥深さ・面白さを知る学びと成長の機会としてもらいたい」と呼び掛けた。
会場は、10周年記念企画の「推し重機総選挙」の投票や結果発表、高所作業所での高所体験やクレーン車の試乗、各種展示やビデオ放映、キッチンカーや野洲中学校ブラスバンドなど盛りだくさんの内容で、来場者の笑い声が会場に響き渡っていた。
また、ステージでは令和6年度「滋賀県若手技術者・女性技術者土木交通部長表彰」(9月18日付第3面掲載)や第30回「夢けんせつフォトコンテスト」の入賞作品・入賞者(9月5日付第4面掲載)などの表彰式も執り行われた。
「けんせつみらいフェスタしが」は、県と公益社団法人・滋賀県建設産業団体連合会で組織する滋賀県建設産業魅力アップ実行委員会の主催。次世代を担う子どもとその保護者等に向け、生活・社会基盤の整備を担う建設産業の魅力を楽しく正しく理解してもらうことを目的としたもの。
提供:滋賀産業新聞