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北陸工業新聞社
2024/10/15

【福井】第46回建築士事務所全国大会/未来を拓くまち・ひと・建築/福井大会盛大に式典開く/私たちはデザインする。考福なまち。次世代を担う人。つなぐ建築

 第46回建築士事務所全国大会(福井大会)の式典が11日、盛大に開催された。大テーマは「未来を拓く まち・ひと・建築」。会場は、福井市田原1丁目のフェニックス・プラザ。主催は、一般社団法人日本建築士事務所協会連合会(上野浩也会長)。主管は、一般社団法人福井県建築士事務所協会(木下賀之会長)が担った。
 大会では「私たちはデザインする。考福なまち。次世代を担う人。つなぐ建築」をサブテーマに添えた。また、本大会の前日に行った青年話創会でも「次世代へ紡ぐ(つむぐ)」をテーマに、若者が魅力を感じ、希望を抱ける建築設計界にむけ、活発に意見交換した。
 主催者の上野浩也日事連会長が指摘する「DX化が進み、手書きからCADへ。現在はBIMへと変化。今後はAIを活用する業務へ。時代の流れに対応した建築士事務所の在り方を模索」する事業の一環となった。
 女性交流会では、女性建築士の誕生が年々増加する傾向のなか、女性目線を生かし、益々の活躍を誓った。
 基調講演では、建築家の隈研吾氏が、広い視野から、社会要請に応える建築士事務所の在り方を展望した。
「希望」を共有し、育み、発信へ/新3Kの実現に向け協会一丸
 会場では、日事連の建築賞の作品も多数展示され、表彰式も開催された。
 記者会見も行われ、主催する日事連の上野会長らが応えた。
 建設業界が、もっか挙げて取り組む新3K(給与、休日、希望)の実現に向けて、建築設計の立場からも意欲が示された。
 とりわけ3つ目の「希望」をポイントに、会員間で共有し、高め合い、さらに磨きをかけて、発信していく。
 特に若者の心に届けて、輝かしい未来へ、人材の確保と育成を図っていく、などと力強く抱負を語った。

hokuriku