トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日刊建設タイムズ社
2024/10/11

【千葉】来年度予算に工事費/平山町50号線140mの拡幅/千葉市 斎場周辺整備

千葉市は、斎場周辺の環境整備事業を進めている。今泉雅子・保健福祉局長は、斎場整備の際に要望を受けた交互通行が難しい1車線道路の拡幅について「年度内に市道平山町50号線の起点から東光院入り口周辺までのL210mの道路拡幅工事と、平山町63号線ほか3線L770mの道路拡幅に向けた用地取得を進めていく」と説明した。各路線の計画幅員は6m。平山町50号線のうち、未整備のL140mについては、早ければ2025年度当初予算に工事費を計上し、同年度に一般競争入札で工事発注する見込み。

第3回定例議会一般質問で、松坂吉則議員(自由民主党千葉市議会議員団)の質問に対し、今泉局長が答弁を行った。

平山町50号線は、主要地方道浜野四街道長沼線と平山町86号線(起点)の交差点を起点とし、平山町40号線との丁字路を終点とする延長L657・3m、最小幅員3・64m、最大幅員5・3mの市道。

拡幅延長L560mのうち、起点から東光院入り口周辺までの一部区間L210mが整備済み。また、整備中のL210mについては、森川建設の施工で25年3月11日までに完了する予定。未整備区間のL140mは、東光院入り口周辺から平山町42号線(終点)との丁字路周辺までの南側(水田地帯)を拡幅する見込み。

L770mの道路拡幅の対象路線は平山町63号線、27号線、24号線、40号線の各一部。最小幅員2・18m、最大幅員3・86m。用地交渉が難航しており、地元住民と丁寧な協議を進めていく構え。


27年度の供用目指す 親水広場1haの整備


今泉局長は、斎場付近に整備する(仮称)親水広場0・98haについて「遊具の必要性や施設内容に関し、平山町および辺田町環境整備等協議会での検討内容を踏まえた整備を進め、27年度の供用開始を目指す」と話した。広場整備に向け、早ければ25年度当初予算に工事費を計上し、同年度に一般競争入札で工事発注する見込み。

地盤改良のほか、一部高低差の解消などを行う造成工事を中野園が受注しており、年度内の完了を目指している。

整備地は緑区辺田町地内にあり、辺田調整池の南側に位置する二級河川支川都川沿いの休耕地。北側に辺田町7号線が接道。また、敷地内を平山町152号線が縦断している。

広場整備工事の内容は、平山町152号線西側に、ポケット広場、草地性自然観察園、駐車場11台、駐輪場10台。東側に、湿地性自然観察園、展望広場、ピクニック広場2か所、原っぱ広場、多目的広場、幼児用・児童用遊具広場、駐輪場10台を整備する。そのほか、防災資機材収納用ベンチ付きあずまや、マンホールトイレ、ベンチ兼用円型階段、土留めベンチ、公衆トイレなどを設ける。

今泉局長は、斎場周辺の環境整備事業の方向性について「平山町および辺田町環境整備等協議会での協議内容を踏まえ、予算化に向けて取り組み、早期整備完了を目指す」と意気込んだ。times