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日本工業経済新聞社(埼玉)
2024/10/11

【埼玉】カベワンGP2024、計14チームが参加

 壁−1グランプリ2024(カベワンGP)が5、6の2日間にわたり、全14チームが参加して行田市にあるものつくり大学を会場に実施され、JSCA埼玉(矢沢秀周代表)もJHKavengers(JSCA埼玉+ハイビック+電機大河原組)「サルバティーゴで勝ってミーヨ!」として昨年に続き参加した。同チームの耐力壁は、レオナルドダヴィンチが発明した木組みのサルバティーゴ橋の構造を組み込んだもので、2日目の決勝トーナメントから参戦。初戦を突破し準決勝に進んだものの、トーナメント優勝を果たしたAQチーム匠(東京大学稲山名誉教授+篠原商店)に昨年に続き敗れたが廣橋啓祐賞(審査員特別賞・構造)を受賞した。
 カベワンGPは、実物大の木造耐力壁を組立て、足元を固定した状態でどちらか一方の壁が破壊するまで、桁を互いに引き合わせて対戦する。今回、一般公募で参加した14チームのうち、昨年度の総合評点の高い6チームは決勝トーナメント進出のシード権を有し、決勝トーナメントの残りの2枠を予選として、8チームで争った。その結果、トーナメント優勝はAQチーム匠、総合評点が最も高いグランプリ優勝はカベフロニア・ホールディングスが輝いた。
 審査員の小口亮氏は総評で「木造の世界は、どんどん大きくなったり高くなったりと広がりを見せている。求められるのは、強い壁であったり、昔からの木の表す空間ということもある。今回、サルバティーゴなど新しいアイデアも出てきて良い流れになっているので、これからも続いていってほしい」と期待した。

提供:埼玉建設新聞