内灘町は10日、「西荒屋小学校復旧工事実施設計業務」の指名競争入札で、2350万円で中島建築事務所に落札決定した。予定価格は2378万円。
能登半島地震による液状化で激しく損傷した西荒屋小では8月、児童玄関下の基礎部の杭を対象に調査が行われ、6本中4本で亀裂が見つかった。これを受け、町は国の復旧技術指針に基づき、杭の劣化を防ぎ、構造部を一体化して耐久性を向上させる「樹脂注入」工法で修復する計画を示している。
実施設計業務は校舎や体育館、プール、グラウンド、駐車場を含む外構の全面復旧が対象となる。給食配膳室の改築、配管などの詳細調査も含む。履行期間は来年5月30日まで。
西荒屋小校舎(RC造3階建て延べ1916平方メートル)は1967年完成で、体育館(RC造平屋建て延べ1201平方メートル)は97年に建て替えられた。