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日刊建設タイムズ社
2024/10/10

【千葉】27年4月供用開始へ/外房地区の自己搬入施設/南房総市

 南房総市は、第2期君津地域広域廃棄物処理事業による広域ごみ処理施設および鋸南町との共同事業による可燃ごみ等中継施設に合わせ、外房地区自己搬入施設について2027年4月の供用開始を目指している。自己搬入施設の建設予定地は、千倉町宇田地先の約5000u。用地交渉を進めており、25年3月10日までに地質調査を終え、同年10月31日までに実施設計を取りまとめる。工事は、競争入札など従来方式による発注を検討。1か年程度の工期を見込んでいる。
 3月改定の公共施設等総合管理計画個別計画では、自己搬入施設の24〜26年度の事業費に3億4706万1000円をが概算。事業は、循環型社会形成推進交付金を受けて推進する。
 新たな可燃ごみ等中継施設は富山地区に建設を計画しており、外房地区においては中継施設までの運搬距離が長くなることから、市民の利便性を確保するため自己搬入施設を建設する。
 建物はS造平屋、建築面積約735u。主要設備などは、搬入施設、計量器、事務室など。建築物のほか、場内の給排水設備、電気設備、雨水排水設備、擁壁、舗装などを整備する。
 受け入れ・貯留対象物は、市民や市内事業者などが搬入する可燃ごみ、空きびんなど、不燃ごみなど、粗大ごみ、空き缶、ペットボトル、紙・布類、容器包装プラスチック、その他プラスチックを想定。
 測量業務は、23年度に南房測量設計が担当した。
 9月25日には地質調査業務委託の指名競争入札手続きを開始し、4日に開札に至った。当初予算に計上した予算額は622万6000円。
 また、9日に実施設計業務委託の指名競争入札手続きに着手。16日と17日の入札期間などを経て、18日に開札する。予算額は、当初予算に盛り込んだ2183万5000円。
 業務内容は、自己搬入施設および場内整備の基本設計(設計条件などの整理、法令上の諸条件の調査、上下水道・ガス・電力などの供給状況の調査、基本設計方針の策定、基本設計図書の作成、概算工事費の検討、基本設計内容の説明)と実施設計(設計計算、図面および特記仕様書などの作成、設計書の作成、届出書類の作成および関係機関協議の支援)、計量器の設計(基本条件の整理、土木・建築計画、見積仕様書の作成、概算工事費の算出、発注仕様書の作成)、設計協議。times