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建通新聞社四国
2024/10/08

【高知】高知中央産業団地 配送Cなど年末にも着手

 高知県と高知市が開発した高知市布師田の高知中央産業団地全6区画7・39fが完売し分譲先が決まった。分譲先はいずれも県内の事業者で5社は譲渡契約を締結済み、残り1社は近々に移転登記が完了する見通しだ。取得した事業者は目安として譲渡から3年以内にそれぞれ物流拠点や倉庫、保管施設、事務所などを建設し、事業拡大を目指す。分譲先と計画は次のとおり。
 ▽分譲地1・2(4万1261平方b)−LIVORT(リヴォート)グループ(高知市相生町)。新進建設や高知通運を傘下に持つグループで、2区画を取得。12月もしくは25年1月に8319平方bの共同配送センターと7182平方bの総合物流倉庫に着工する。それぞれ25年11月と26年2月稼働を予定している
 ▽分譲地3(1万2963平方b)−入交トラストエナジー(同市中の島)。海に近い本社を移転するとともにLPガスや潤滑油を保管・配送する流通基地を建設する。すでに基本設計を進めており、25年の年明けには着工する。27年度以降に稼働する。
 ▽分譲地4(1万2204平方b)−ヤマサ(同市五台山)。本社・工場、五台山と弘化台に分散している倉庫を全て移転・集約する。まだ具体的にはスタートしていない。26年度中の稼働を目指す。
 ▽分譲地5(3697平方b)−ジーンズファクトリーなど衣料品販売のインターナカツを傘下に持つナカツホールディングス(同市南久保)。物流センターを移転・増設する。規模は鉄骨造平屋一部2階建て延べ約2000平方b。現在、設計を進めており、見積もり徴集で施工者を選定し24年末〜年明けに着工する。工期は約1年を見込む。
 ▽分譲地6(3802平方b)−鉄鋼建材を扱う業者。移転登記が完了次第、高知県が事業者名を公表する。

提供:建通新聞社