日本工業経済新聞社(群馬)
2024/10/09
【群馬】太田市は第3次総合計画を策定
太田市は2025年〜28年度の4カ年における第1次実施計画を示した。4カ年における投資的経費の事業費は388億638万6000円。主な新規事業には備前島公園の拡張事業を掲げ、26年度から工事着手し、2カ年で工事費に8億円を算出している。また、テニスコート整備事業としては鳥山上町地内のサンスポーツランドのグラウンドで新設を計画。26年度単年で5億5000万円の工事費などを計上。
第1次実施計画は、第3次総合計画における4カ年での前期行動計画期間として予定される25年度〜28年度までの4カ年で行う事業を取りまとめたもの。現段階で想定する4カ年における普通建設事業費の内訳は◇25年度=130億9621万1000円◇26年度=106億8122万円◇27年度=81億1960万5000円◇28年度=81億5491万1000円−となる。
備前島公園の拡張事業は、備前島公園(備前島町149−1)と西新町南公園(西新町69)との集約を図るもの。西新町南公園は1・7haの規模で1978年に竣工。軟式野球およびソフトボール1面のほか、ブランコなどの遊具が設置されていた。今後の維持管理費などについても検討した結果、廃止を決定。同公園から南方向約1qに位置する備前島公園へ集約する方針を固めた。9月補正予算で設計委託料など6455万9000円を計上している。
テニスコート整備事業は老朽化しているテニスコートについては、サンスポーツランド(鳥山上町2282)に集約することで、経費の削減および施設利用者の利便性を高めることが目的。既存のテニスコートはオムニコート12面が整備されているほか、軟式野球1面、ソフトボール2面、サッカー1面が利用可能。
小中学校照明器具LED化事業では、24年度に実施した小学校と同様に25年度は中学校で単年で実施する。事業費は4億6373万7000円を算出し、小学校と同様に分割しての発注が見込まれる。
このほかの主な新規事業は次の通り。
【体育館空調設備整備事業】
空調設備未設置か効果が十分ではない体育館に対して、空調設備を整備する。25年度は薮塚本町社会体育館で設計業務に着手。その後、尾島体育館や市民体育館で整備を予定しており、事業費は4カ年で3億2671万7000円を算出した。
【金山遊歩道等整備事業】
4カ年で1億4300万円の事業費を算出。東山公園トイレや金山の老朽化している階段での更新工事を進めていく。
【新田庁舎大規模改修事業】
老朽化する新田庁舎で大規模改修を計画。25年度から2カ年で工事費など1億4565万円を算出している。
【放課後児童クラブ建て替え事業】
25年度に宝泉東小学校、26年度は宝泉小学校で学童クラブの新築を予定。それぞれ8500万円、5200万円の事業費を想定している。
【太田行政センター・太田公民館東別館改修事業】
両センターにおいて計画的な改修工事を行い、施設の長寿命化を図るもの。空調改修や空中庭園の改修工事を予定し、3カ年で9300万円の工事費などを盛り込んだ。