鹿児島大学の病院再開発は、A棟の供用が始まったことで屋外環境整備等を発注する。公告時期は第4四半期、開札は2025年度第1四半期、工事規模は6億円以上を予定。また、医科診療棟等取り壊しは25日午後1時30分から開札する。
屋外環境整備等は、車寄せ屋根(屋根面積1150u)をはじめ、駐車場屋根(同1210u)、ソーラーカーポート(同4060u、発電量1000kW)等の新設、外構整備は舗装(1万6500u)、排水、擁壁、植栽、各種設備などで、設計はみのだ設計が担当(履行期限は31日)、工期は約34カ月。
既存施設の取り壊しは、医科診療棟(RC造3階建9500u)や管理棟(同4階建2356u)、医療情報施設(S造2階建604u)、プレハブ棟T(同2階建2168u)、地域医療支援センター(同平屋建て111u)ほか、医科診療棟・B棟接続渡り廊下(同3階建59u)、工期は25年9月30日まで。
また、病棟・診療棟(B棟)6階周産母子センター等改修は3分離(建築、電気、管)で発注。18年1月に完成したB棟(SRC地下2階地上9階建1万8102u)の6階等の内部改修を行う。公告を第3四半期、入札は第4四半期に執行。工期は3件とも約14カ月。
このほか、同大学では郡元キャンパスにある学習交流プラザ等に太陽光発電設備の設置を計画。公告は第3四半期、開札は第4四半期、工期は約10カ月。工事規模は2億円以上6億円未満を設定している。
■文科省の発注見通し
鹿大7件、宇宙5件
文部科学省所管の発注見通しは、鹿児島大学が郡元キャンパスで情報・生体工学棟2階電気実習室等内部改修や共通教育棟2号館駐輪場改修など7件。宇宙航空研究開発機構は、種子島宇宙センターの吉信射点貯蔵設備敷地造成と第2衛星試験棟前道路拡張、内之浦宇宙空間観測所では3件の計5件の発注を見込む。