富山県インテリア事業協同組合(小倉孝之理事長)の創立50周年記念式典が4日、富山市のホテルグランテラス富山で開かれ、出席した来賓・組合員ら約80人が節目を盛大に祝った。
式典では、あいさつに立った小倉理事長が組合設立の経緯を振り返るとともに「組合員数は約20年ほど前に最大183社、現在は125社で60社余り減少した。後継者づくりが我々の喫緊の課題」とした上で、「今春、県内人口が100万人を切った。創立50周年の記念事業の一環として県に寄付しようとなった時『ぜひ子育て支援に役立ててもらおう』となった。『住みやすい、子育てしやすい富山県』にしていただき、業界を継ぐ人材が出てきてほしいという思いから」と述べ、将来にわたる業界存続を願った。続いて来賓の新田八朗知事、組合顧問の中川忠昭県議、富山県中小企業団体中央会の廣瀬宏一会長が祝辞。新田知事は寄付への謝意とともに「安全・安心で快適な住環境は県民のウェルビーイングに不可欠であり、スペシャリストのみなさまの役割は大きい」と、より一層の活躍に期待を寄せた。
県からの子育て支援への寄付に対する感謝状贈呈の後、日装連表彰、組合功労者表彰が行われた。受賞者を代表して元理事長の宮崎正行相談役が「今回の栄誉を励みとし、これからもなお一層研鑽を重ね、引き続き精進してまいります」と謝辞を述べた。式典終了後には、前副知事の横田美香内閣審議官による特別記念講演や記念祝賀会も催された。
被表彰者は次の方々(敬称略)。
【日装連表彰】宮崎正行(元理事長)【組合功労者表彰】尾崎英二(元副理事長)▽吉田健一(同)▽舘文雄(同)▽金井勝則(同)▽川口衛(元専務理事)▽千田浩(元理事)▽作道宗紀(同)▽奥哲夫(同)