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　横浜市教育委員会は、「東部方面校」の建て替えに関する事前調査業務を第三設計連合（横浜市中区）に委託した。学校名は明らかにしていないものの、敷地面積約１万平方�bで、普通教室20〜30室程度を備えている学校が対象だという。２０２５年３月31日までに調査結果をまとめ、事業の着手時期や基本構想などを練る際の基礎資料として生かす。
　既存校舎の改築方法について、グラウンドへの仮設校舎の設置や部分建て替えなど複数のパターンを想定して比較検討する。東部方面校は今後児童数が変動する見通しのため、最適な工事着手時期や学校運営への影響、市費負担を考慮して計画を練る。
　21年度に「東部方面校建替えに係る事前調査業務委託（その３）」を、じつ建築設計事務所（横浜市南区）が手掛けた。二谷小学校と斎藤分小学校の小規模校対策について、統合を含めて検討する内容だった。
　両校については９月19日に開催した学校規模適正化等検討部会が二谷小（敷地面積７６１１平方�b）を単独で建て替える方針で了承。今後、部会が意見書を検討委員会に提出し、その答申を受けて教育委員会が最終的な判断を下す。
　二谷小の建て替えに当たっては、同じ神奈川区内にある青木小学校（敷地面積９２８８平方�b）の不足教室対策の方向性を踏まえて設計などに着手することになる。


提供：建通新聞社