県教育庁総務課施設整備室は、昨年度から着工している金足農業高等学校の整備に関し、教室・管理棟の新築工事を建築、電気設備、機械設備の3工種でそれぞれ来月中に公告する。12月中に開札し、2月県議会で契約承認を受ける予定。概算工事費は建築が23億円、電気設備が7億円、機械設備が6億円。いずれの工期も約29カ月間で、新校舎(RC3F約7,300u)を建設する。また、施工延長は検討中だが、同校敷地内の側溝整備工事も2月に公告する。
新築する教室・管理棟は鉄筋コンクリート造3階建て、延べ床面積約7,300u。敷地内南側の既設野球場の撤去跡地、既設第二体育館隣接地に建設する。
同校は、昭和47年に建設され老朽化が著しいため、現敷地(秋田市金足追分字海老穴102−4)で建て替える。教室・管理棟や農業センシング棟(S2F1,168u)を新築するほか、既存実験実習棟(RC2F1,600u)や第1体育館棟(W1F2,523u)の改修、野球場(約1.7ha)の造成などを行う。総事業費は約90億円で、事業期間は10年度まで。
昨年度から同校敷地内の果樹園跡地を野球場に整備するため、造成工事に着工しているほか、教室・管理棟の建設地となる既設野球場の解体工事を今月中に終える予定。
来年度は教室・管理棟の新築を継続して行うため、工事発注の予定はない。8年度以降に農業センシング棟の新築や実験実習棟の改修などに着工するが、現在、進めている修正設計等を踏まえ、各棟の延べ床面積やスケジュール等を変更する可能性もある。
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秋田建設工業新聞社