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鹿児島建設新聞
2024/10/07

東九州自動車道の4車線化 / 7.1kmの施工計画検討  NEXCO

【鹿児島】西日本高速道路(NEXCO西日本)九州支社は、2024年度から事業着手した東九州自動車道の末吉財部IC〜国分IC間で、付加車線間(7.1km)の4車線化の施工計画検討や地形測量を委託する。大型の構造物はトンネル2本、橋梁は国分川原橋(1146m)など2橋あり、総事業費は約520億円を見込む。

 4車線化の優先区間に指定されている末吉財部IC〜国分IC間の22.5kmのうち、対面通行区間は18km。4車線化の事業費は約1330億円となる。
 このうち、24年度から着手したのは事故集中箇所の国分パーキングエリアの起点側と7.1km先にある付加車線区間の4車線化を優先する。
 発注見通しによると、航空レーザー測量の地形測量(期間約10カ月)と施工計画検討(同約8カ月)を簡易公募型競争入札方式で、第4四半期の公告。25年度第1四半期に開札を予定する。
 また、隼人道路の隼人東IC〜隼人西IC間(3.7km)は、一部の橋梁(清水川橋)基礎で硬質に岩を確認したため、工事に時間を要することから、当初予定していた24年度中の完成が困難と判断。完成時期は工事の進捗状況を見ながら改めて発表する。
 工事が本格化している鹿児島道路の付加車線設置は20年度に事業化。延長は美山IC〜伊集院IC方面の約2.3kmが対象で総事業費は140億円となる。
 神之川橋(655m)の上部工形式は、PC5径間連続ラーメン箱桁橋とPC4径間連続箱桁橋で橋面積は約6万5000u。発注規模はWTO基準額以上50億円未満で工期は約48カ月を見込む。既に公告済みで第3四半期に開札する。
 牧之角橋(228m)の上部工形式はPC6径間連結コンポ桁橋(工期約35カ月)で、公告は25年度第1四半期、開札を同第2四半期に予定している。
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