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日刊岩手建設工業新聞社
2024/10/07

【岩手】岩手県 二戸地区特別支援学校の体育館改修を3件分離で公告

 県教育委員会は、県立二戸地区特別支援学校(仮称)の整備を進めている。県出納局が4日付で、体育館改修工事を建築、電気設備、機械設備の3件分離で公告した。申請書の提出期限は15日正午で、入札は28日。

 特別支援学校の整備用地は二戸市石切所字火行塚2番1の北桜高校工業校舎北側に当たり、体育館は工業校舎の第2体育館を改修して利用する。
 現況の体育館は鉄骨造平屋建てで、床面積は613.90平方b。主な工事内容は、建物外部で外壁・屋根改修、スロープ新設など。内部では床改修、ステージ新設、トイレの洋式化、倉庫を改修してのバリアフリートイレ新設、暖房設備の設置などを予定している。実施設計は武田菱設計が担当した。

 4日付で体育館改修工事を建築、電気設備、機械設備の3件分離で公告。建築工事は総合評価落札方式(簡易2型)、電気設備と機械設備は条件付一般競争入札で行われる。工期は3件とも262日間で、予定価格は建築工事が7358万円、電気設備工事が2340万円、機械設備工事が2642万円。

 二戸地区の特別支援学校である「盛岡みたけ支援学校二戸分教室」は、二戸市立石切所小学校、同福岡小学校、県立福岡工業高等学校に分かれており、単独の特別支援学校は未設置。これら分教室の開室当初と比較して各分教室や各校の児童・生徒が増加して狭あい化が著しくなっている。県では点在する分教室を一貫校として整備することで、教育環境の改善・質の高い教育を目指す。

 校舎新築工事については、建築、電気設備、機械設備でいずれも落札者が決定。校舎新築と体育館改修工事を2024〜25年度の2カ年で実施し、26年度の開校を予定している。

提供:日刊岩手建設工業新聞