自民党の石破茂総裁は1日、衆参両院本会議の総理大臣指名選挙で第102代総理大臣に選出された。鳥取県出身の総理大臣誕生は初めて。また、同日夜に発足した石破内閣では、鳥取2区選出の赤沢亮正衆議院議員が経済再生担当大臣として初入閣した。
石破氏は就任会見に臨み、自らの新内閣を「納得と共感内閣」と命名。「求められているのは国民一人一人と正面から向き合うこと。納得し共感してもらえる政治をまっすぐに進める」と決意表明した。
27日投開票の総選挙については「この内閣を支持してもらえるのか、他の選択肢があるのか、主権者たる国民に問うのが大儀」と述べた。
また、防災対策では「国民の不安に正面から向き合うため、防災庁の設置に取り組む」と語り、赤沢経済担当大臣に防災庁設置の準備担当を兼務させる。そのほか組閣では、斉藤鉄夫国土交通大臣を再任。地方創生の推進に向け「新しい地方経済・生活環境創生本部」を立ち上げるための担当大臣も設置した。
日刊建設工業新聞