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建通新聞社(神奈川)
2024/10/04

【神奈川】横浜市 青木小、不足教室対策の検討着手

 横浜市教育委員会は、神奈川区にある青木小学校の学校規模適正化に向けた検討を開始する。通学区域内でマンション開発が相次ぎ、児童数の増加により教室数が不足している状況。検討に先立ち、10月11日に地元向けの説明会を開く。
 青木小は神奈川区桐畑17の敷地面積9288平方bに立地。京急本線の神奈川駅や東急東横線の反町駅から徒歩数分の距離にある。
 周辺では民間企業の社宅跡地などでマンション開発が相次いでおり、2024〜28年に少なくとも915戸が供給される計画=表。
 既存校舎の保有教室数が25学級なのに対し、一般学級の児童数は5月1日現在で743人・24学級。新たに建設されるマンションで入居日が決まっている物件だけを含めても、30年度には820人・27学級に増えると推計。ガーデンセンター横浜跡地やJR東日本松ケ丘寮跡地など、今後開発が想定されるエリアは推計に含んでいないため、これよりさらに児童数が増加する見通し。
 不足教室対策が喫緊の課題となっていることから、地域や保護者、学校をはじめとした関係機関各所とともに方策を早急に検討したい考えだ。
 近接地には、老朽化により建て替える方向性を固めた二谷小と、小規模校に指定されている斎藤分小がある。これらの学区との間で通学地域の見直しを行う可能性も浮上している。

提供:建通新聞社