東北防衛局は、航空自衛隊加茂分屯基地の車庫新設(機械、電気、通信)、構内通信線等新設、同秋田分屯基地の空調設備更新、陸上自衛隊秋田駐屯地の隊舎浴室改修、ボイラー交換の設計を一括で再公告、12月3日に開札する。6月に公告したが不調となったもの。このうち秋田分屯基地の空調、秋田駐屯地の隊舎浴室、ボイラーは、設計が完了していなくても12月末までに1件で工事を公告する予定。加茂の車庫や通信は来年度以降に工事発注する。
加茂分屯基地(男鹿市男鹿中国有地内)では、車両の購入等に伴い鉄骨造平屋建て、床面積約110uの車庫Aと、同約70uの車庫Bを新設する。建築設計はコンストラクションインベストメントマネジャーズに委託しており、今回の設計は機械、電気、通信についてまとめる。警備システムの更新に伴い、構内通信線や構内配電線路を新設するための設計も合わせて実施する。工事はいずれも7年度以降に発注する予定。
秋田分屯基地(秋田市雄和椿川山籠23−26)では、老朽化に伴い格納庫(S1F・RC2F約4,300u)と隊庁舎(RC2F約1,300u)の空調設備を更新するため、機械・電気の設計をまとめる。
秋田駐屯地(秋田市寺内字将軍野1)では、隊舎(RC5F約5,900u)のうち約100uの浴室改修、ボイラー室(S1F約270u)の一部内部改修(約10u)、ボイラー交換を実施。設計では機械・電気についてまとめる。なお、改修の建築設計は加茂分屯基地と同様、コンストラクションインベストメントマネジャーズに委託している。
今年度はこのほか、航空自衛隊秋田分屯基地の隊庁舎(RC3F約3,100u)の外壁改修と、加茂分屯基地の局舎(RC1F約12u)改修、鉄塔8基の解体を行うため、1件で12月末までに工事を公告し、1月に着工。秋田駐屯地の高所照明LED化工事も同様に公告し、2月に着工する予定。
提供/秋田建設工業新聞