社会福祉法人末広保育園(金沢市三口新町3丁目19番10号)は、現在地において、幼保連携型認定こども園「すえひろこども園」の園舎建て替えを計画している。設計業務は入札で決まった、T・O・N・Eが担当し、順調に進めば12月頃の本体着工が見込まれる。
計画によると、建設規模はS造2階建て延べ1099・23平方メートル。新園舎は現園舎横の園庭で整備され、第1期工事は2025年8月末の完成を目指す。9月初旬から中旬に現園舎から新園舎へ引越し、9月中旬から11月末にかけて旧園舎の解体工事を実施。新たな園庭整備など、第2期工事は12月から取り掛かり、26年2月末に全体完成を迎える予定だ。
同法人は新園舎整備にあたり、「地震などの災害に強く、また、新しい環境を整備することで、これからの時代を築く子どもたちがより安心して安全に、かつ快適に過ごすことができる園を目指していく」と話す。
すえひろこども園(旧「末広保育園」)は1975(昭和50)年4月に開所。現在、入園対象児は生後2カ月から就学前までで、定員110人となっている。
なお、金沢市は保育需要への対応や、保育環境のさらなる向上を図るため、今年度9月補正予算に私立保育所等施設設備整備費補助金(総額8990万円)を計上した。