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北陸工業新聞社
2024/10/02

【富山】竹平にサブアリーナを/高岡市検討会議が報告書/新体育館は必要性低い

 高岡市教育将来構想検討会議(会長=宮田徹富山短大副学長)は、体育施設のあり方に関する報告書をまとめた。
 1960年に建設され、築63年の東洋通信スポーツセンター(市民体育館)の代替施設として、竹平記念体育館にサブアリーナの併設が望ましいと提言している。
 計画が凍結されている新総合体育館ついては、「将来的に新しい体育館は必要」としながら、竹平記念体育館とふくおか総合文化センターUホールが中長期的に利活用できるとして「早急に建設する必要性は低い」と結論付けた。なお、サブアリーナの併設を「新しい体育館建設までの段階的な対応」とし、早い段階で東洋通信スポーツセンターの代替施設の検討が必要とも指摘した。
 検討会議は2023年10月に設置され、▽生涯スポーツ施設のあり方▽競技スポーツ施設のあり方▽持続可能な施設の運営―をテーマに5回にわたり議論された。
 市教育委では、報告書を踏まえ、具体的な再編や整備に係る計画の策定に取り組む。
 竹平記念体育館は1996年度に三協アルミ(現・三協立山)が建設し、2005年度に市に無償譲渡。建物はSRC造延べ床面積6092平方メートル。観客席2000席を備えた1900平方メートルのアリーナのほか、トレーニング室などがある。耐用年数は47年とされる。

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