松戸市は、北小金駅北口における再開発事業について、周辺の土地権利者から「(仮称)北小金駅北口のまちづくりを考える会・発起人会」の発足と指導・監督を求める要請があり、市の方針と合致することから、要請を受諾したことを明らかにした。発起人会は、首都圏不燃建築公社が支援する2024年度まちづくり調査支援事業を活用したまちづくりの検討を進め、「まちづくりを考える会」としての組織化を目指す。
会の目的は、総合計画や都市計画マスタープランに基づき、まちづくりを推進すること。北小金駅南口で進められている北小金駅南口東地区第一種市街地再開発事業と合わせ、駅北口を市の玄関口にふさわしい街並みとする。
北小金駅は、東平賀地先に所在。駅南口においては市街地再開発事業が実施され、基盤整備が進められているが、駅北口では基盤整備が遅れ、駅前のまちなみの更新が進んでいない。また、駅南側の東漸寺、駅北側の本土寺など歴史資源を地域の魅力づくりに生かせておらず、南北連携によるにぎわいの創出が十分ではない。
市は、JR北小金駅北口周辺半径1km圏内を対象とする都市再生整備計画について、年度内に国の事業採択を受け、25年度に事業着手する考えを示している。13日に「都市再生整備計画に関わる公共施設配置基本計画検討業務委託(北小金駅北口周辺地区)」の一般競争入札を公告した。駅北口において想定される各種事業を踏まえ、駅前広場や道路を含めた公共施設配置の基本計画を検討する。委託期間は25年3月31日まで。予定価格は530万円。
公共施設の整備対象として道路網、駅前広場、駐輪場、駅自由通路を想定。配置計画については複数案を検討し、地元組織などと協議しながら最適案を選定する。
また、都市再生整備計画の採択可否や、その他適応可能な事業手法についても検討する。