松山市は、土居田町でJR予讃線などを跨ぐ土居田東と同西の各跨線橋補修調査設計をそれぞれ進めており、2025年2月下旬をめどに業務を取りまとめる。整備の時期などについては各鉄道会社との協議の中で固める方針。
対象はいずれも松山環状線西部のPC橋で、JR予讃線を跨ぐ土居田東跨線橋下り・上り2橋と伊予鉄道郡中線を跨ぐ土居田西跨線橋上り・下り2橋。21年度に実施した定期点検で4橋とも早期措置段階のV判定だったことを受け、改修に向けた設計などを進めている。
業務は土居田東跨線橋下り・上りを芙蓉コンサルタント(松山市)、土居田西跨線橋下り・上りを長大松山事務所(松山市)がそれぞれ担当。各業務では、上・下部工のコンクリート補修工(ひびわれ補修工、断面補修工、表面保護工)や伸縮装置補修などを見込み設計する。補修に当たってはJR四国や伊予鉄道との協議が必要となるため、工事方法や着手時期は未定。
土居田東跨線橋は下り・上りともプレテンション方式T桁橋。下り(1982年架設)のうち、一般部(13径間)が橋長208b、橋面積2396平方b、跨線部(1径間)が橋長18・6b、橋面積214平方b。上り(94年架設)は一般部(13径間)が橋長208b、橋面積2396平方b、跨線部(1径間)が橋長18・6b、橋面積249平方bとなっている。
また土居田西跨線橋は1983年架設。下りと上りの一般部(12径間)はプレテンション方式T桁橋で、いずれも橋長229b、橋面積2295平方b。上りと下りの跨線部(1径間)はポステンT桁橋で、いずれも橋長29b、橋面積399平方bとなっている。
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建通新聞社