全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　香川県の淀谷圭三郎教育長は、総合運動公園や丸亀競技場、総合水泳プールについて、バリアフリーなどの観点も踏まえ、順次必要な修繕などを行いながら、施設の魅力向上につながる設備の導入などを検討する方針を示した。県立の広域的、中核的なスポーツ施設としてこれまでの施設利用に加え、にぎわいづくりや学び、子育てなどの観点も含めて、活用の幅を広げていくことが重要との考えを述べた。
　９月25日の香川県議会９月定例会代表質問での五所野尾恭一議員の質問に答えた。
　また、開設後50年以上が経過し老朽化が顕著な県立武道館について、「県立アリーナの整備や隣接する高松競輪場の再整備など周辺環境が大きく変化する中、求められる機能も変わっていくことが見込まれる」とし、アリーナ開設後の両施設の利用状況などを見据えつつ、県立武道館の果たす役割に関して「抜本的な検討が必要な時期に来ている」との認識を示した。今後、関係団体などともより踏み込んだ議論を行っていく方針だ。
　県立図書館や埋蔵文化財センターについては、バリアフリー化や収蔵スペースの確保、ソフト面も含めた体験機能の向上などついて具体的な検討を進める意向を示した。

提供：建通新聞社