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北陸工業新聞社
2024/10/01

【富山】中心市街地の活性化期待/中央通りD北再開発ビル起工/富山/27年3月開業へ

 富山市の中央通りD北地区第一種市街地再開発事業施設建築物等新築工事の起工式が9月30日、中央通り1丁目地内の現地で開かれ、出席した再開発組合関係者や県・市議、地元町内会ら約90人は、アイススケート場や高層マンションなどが入る複合ビルに、中心市街地の活性化に寄与するものと期待を寄せた。2027年2月竣工、3月開業を予定している。
 同事業は、中央通りの店舗撤退や施設老朽化などから、電車通りに面する中央通りの入り口付近の敷地面積6370平方メートルにS造7階建ての下層棟(高さ約27メートル)とRC造(中間免震)24階建ての高層棟(高さ約81メートル)を、延床面積約4万4400平方メートルで建設するもの。主要用途はマンション(約220戸)や飲食店、駐車場(自走式、約270台)、アイススケート場、事務所など。総事業費は約225億円。設計はアール・アイ・エー・押田建築設計事務所JVが担当。特定業務代行者(施工)はフジタ。
 起工式の神事では、若林啓介再開発組合理事長が鎌入れ、梅澤隆アール・アイ・エー社長が鍬入れ、西岡直樹フジタ専務が鋤入れし、関係者が順に玉串を捧げた。神事終了後、若林理事長は「再開発の目的は建物の竣工にとどまらず、都市機能の向上や中央通りをはじめとする中心市街地の活性化、そして地方経済の一助になればとの思い。竣工までに乗り越えなければならない様々な問題があるが、心を引き締めて進めていきたい」とあいさつ。来賓の勝見康生北陸地方整備局建政部長、新田八朗知事、山本徹県議会議長、藤井裕久市長、横野昭市議会議長が祝辞を述べた。

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